海の日に地鎮祭を執り行った
新居建築プロジェクトですが、遂に今週から工事が始まりました。まず、最初に行ったのが地盤改良工事。スウェーデン式サウンディング方式による地盤調査の結果、そこそこしっかりとした地盤であることが判明しましたが、それなりの地盤改良工事をしておいた方がよいとのこと。
幾つか提案頂いた地盤改良方式の中で最もコストパフォーマンスが高い
タイガーパイル工法に決定しました。これは、一般的なセメントの杭を打つ工法(ソイルセメントコラム)に加えて、セメントの杭の中心部に段付き形状の芯材鋼管もセットで杭として打ち込む工法。
タイガーパイルは、ソイルセメントコラム・芯材鋼管のメリットを最大限に活かすことにより、一般のソイルセメントコラム工法と比較すると、材料強度、摩擦力、先端支持力が大きく発揮され、高い支持力が得られます。同一地盤条件においてソイルセメントコラム工法と比較すると杭長を大幅に短く計画出来ます。それにより、改良面積・固化材料・発生残土量等が少なく抑えられ、経済性及び施工性において有利な設計が可能となります。
本来はこれほど徹底的な地盤改良を行う必要はない土地とのことでしたが、3.11震災を受けて少々コスト増となっても確実な土地改良をしておくことに。このタイガーパイル工法は(株)トラバースが開発し、20社を超える認定施工会社に委託している工法ですが、今回はそのトラバースさんに直接施工して頂けたので間違いなしです。
段付き形状の芯材鋼管
セメントを柱状に流し込んだ後に芯材鋼管を中心に打ち込みます
朝から夕方まで終日かけて、直径50cmほどあるセメント&鋼管の柱を地下の支持層まで合計31本も打ち込みました。これで肝心の地盤はひと安心です。続いて、基礎の着工。雨の合間を縫って、少しずつ進捗してきます。今日は土壌処理まで完了しました。
丸く見えるのがセメントと鋼管の杭
現場には仮設トイレが設置され、工事概要の標記看板も立てられました。10回以上も基本設計を繰り返した末に辿り着いた、あの家がここに建つんだなぁという実感が少しずつ湧いてきます。
●今は何位かな?