夢の注文住宅プロジェクト、いきなり基礎からやり直しという想像だにしなかったスタートとなってしまいましたが、1週間かけてようやく地盤改良工事後の状態に戻りました。
いったん構築したコンクリートのベタ基礎を全て解体するというのは大変な作業。重機で上から衝撃を加えて破壊すると音や振動が発生して近隣に迷惑をかけてしまう恐れがあり、そして地盤改良のために打ち込んだセメント杭を破損するリスクもあります。そこで、上からカッターで切れ込みを入れて板チョコを割るように1枚ずつ剥がしていくことに。
地盤改良工事で打ち込んだ31本の杭はあくまで地耐力を確保して地盤沈下等を防止するための工事であり、ベタ基礎は地面に上からはめこみ、コンクリート基礎自体の重みで固定するそうです。したがって、ベタ基礎自体はこの杭とは連結していないとのこと。
来週からは、再び木枠の設置から始まり、防蟻処理、防湿シート張り、捨てコンクリートの打設といった作業に取り掛かる予定。そして、基礎の配筋を経て、いよいよ基礎コンクリートの打設となります。今回は3階建てで構造計算も実施しているため、鉄筋の数が多い分、配筋工事だけでも3日程度かかる見込みとのこと。
当初予定よりも遅れてしまいましたが、何よりも品質確保を最優先でお願いしたいもの。今回の基礎やり直しを受けて、万全の体制で臨んでもらう一環で、工事のある日は毎朝、工事責任者の方からメールで作業予定や進捗についてご報告頂くことになりました。写真もついているので、毎日現場に行くことができない施主にとっては安心できます。
雨降って地固まる。月曜日から新たなスタートです。
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