中間試験の後は、日本からアプリカントがインタビューのためキャンパスビジットに来ていたのでその対応。ここのところ、毎週のように日本からアプリカントがやってきます。僕は
JABA(Japan Business Business Association)というクラブでVP Admissionをやっていることもあり、こうした日本からの出願者がアンダーソンを訪問されたときは極力アテンドをするようにしています。
今日のビジターは衛星関連ビジネスの会社でビジネス開拓を担当されている方でした。アンダーソンに関する質問に回答しつつも、ここぞとばかりに日本の衛星放送ビジネスの仕組み、番組供給者との力関係、日米のコンテンツビジネスの違い等、前から疑問に思っていたことを色々と質問して貴重なお話を伺うことができました。
気づくと、500kg-1t程度の通信衛星を発注して納品までにかかるコストがざっくり100億円(うち保険が2割!)、そしてそれを打ち上げて静止軌道に乗せるまでにかかるコストがもう100億円、衛星の寿命が10年として、金利や販売管理費等を勘案した場合、ビジネスとして成立するために毎年稼ぐ必要のあるキャッシュは・・・なんて話になってしまうのは、MBA学生の性でしょうか。
あっという間に2時間以上も話し込んでしまいました。こうやってビジターの方と話すのは実はとても楽しいです。というのも、皆さん、メーカー、金融、コンサル、広告、商社、IT等など多彩な業界で、第一線で活躍されている方々ですので、普段ニュース等で見聞きしていること等をネタにちょっと突っ込んだ話をするだけでも非常に勉強になります。
こんな出会いから思わぬ発見や新しい人脈が広がっていきます。先日もたまたまblogを読んでいて面白い記事に出くわしてTBしたら、実はその人もアンダーソンにビジットされていてお会いしたことがあったなんてこともありました。また、アドミッションオフィスから送られてくる合格者データに以前ビジットでお会いした方の名前を見つけた時はとても嬉しく感じます。
普段はなかなかお話できないような多様なバックグランドを持った方々との交流は刺激的でわくわくする瞬間です。