長かった息子の中学受験プロジェクトがようやく終了しました。「硬式テニス部がある中学に行きたい」という思いで自ら塾に行きたいと言い出した息子。
志望校選びの最初はまずグーグルマップでテニスコートの面数確認から。学校研究の一環でお父さんは年休を取って息子と一緒に中学を訪ねて硬式テニス部の練習を見学させてもらったこともありました。
あの宮本算数教室にも通い、小6の夏からは
大好きなテニスも封印して、
「僕に勉強するなと言わないでください」という名言を残すまで本気モードになっていきました。
ただ、根がのんびり屋で超マイペースな息子。本番の1か月前からは朝型にシフトするべく、夜10時就寝、朝6時起きを目指しましたが、学校から帰宅後はついダラダラ過ごしてしまって夕食後しばらくしてからエンジンがかかり始める毎日で朝の早起きも苦手。
さらに受験まであと3週間というところで痛恨のインフルエンザ発症。最後の大事な時期に1週間、学校にも塾にも行くことができず自宅でぐうたらモードになってしまい、緊張の糸がいったん切れてしまいました。
PMPのお父さんは心を鬼にして発破をかけながらプロジェクトマネジメントに徹することに。
日曜日に週次スケジュールを作成し、受験する3校の過去問5年分を全て解き直して間違えた問題のやり直しノート作成を2週間で終わらせるという計画を策定。息子はラストスパートをかけて、正月以降は週4日となっていた塾通いに加えて、この最後の追い込み総復習を何とかやり切ることができました。
妻は仕事をしながら家事に加えて朝5時起きで息子の塾のお弁当つくりや塾の送迎、受験スケジュールの策定から各校の願書取得、申し込みまで、相当な時間とエネルギーを注いで全力でサポート。また、娘も
家族旅行を我慢したり、にいにいの勉強の邪魔にならないよう気を遣ったりとよく頑張りました。中学受験はまさに家族全員で取り組むプロジェクトです。
2/1からは三日連続で3校を受験。初日の前夜は家族でお守りを作りました(左:パパ作。中に4人それぞれのメッセージ入り。右:娘作)。塾でもらった大宰府天満宮のお守りや修学旅行で息子が買ってきた日光東照宮のお守りと合わせて気合十分です。息子はテレビを観たり、ゆっくりお風呂に浸かったりしてリラックス。鉛筆を削り、持ち物をチェックして早めに就寝して臨みました。
当日の朝、「受験はライバルとの戦いではなく自分との戦いだよ。楽しんでおいで」と声をかけて送り出しました。トータルの結果は3勝1敗ということで、テニスコートが3面ある日本最難関校は残念ながら一歩及びませんでしたが、テニスコートが5面もある本命の中学に進学できることになりました。
最後まで社会や理科の暗記が嫌いで苦労しましたが、小さいころからの算数好きと
読書好きが幸いして、多くの学校で配点が高い算数と国語の出来具合が全体を引っ張ってくれたようです。
今まで3年間、最後まで諦めずに本当によく頑張ったこと、そしてプレッシャーに負けず自分の持てる力を出し切って納得のいく結果を出せたこと、お父さんは心から誇りに思います。
これから6年間、素晴らしい仲間や先生との出会いが待っていることでしょう。最高の環境の中で、のびのびと思いっきり新しいことに挑戦して、一段と大きく成長していって欲しいと願っています。まずは、さっそく今週から半年ぶりにテニススクール再開です。