アメリカで日常的に使用している25セント硬貨(通称クォーター)ですが、裏のデザインが何種類かあるのをご存知ですか?中でも大掛かりなのが、1999年から始まった
50 State Quarters® Programです。これは、
アメリカの50州にちなんだデザインの硬貨を毎年5枚ずつ、10年かけて発行していくという壮大なプロジェクトです。
この特殊硬貨はアメリカの州として認定された順番に基づいて発行されます。例えば、初回の1999年の5枚には1787年12月7日に最初の州となったデラウェア州を始めとして、ペンシルバニア、ニュージャージー、ジョージア、コネティカットの5州分が発行されました。また、2008年に発行予定の5枚は、1959年に50番目の州となったハワイを含む5州となっています。
以前から何となく色々なデザインがあるなぁとは思っていましたが、
友人のblogでこのプログラムを知った瞬間、小学生の頃に夢中で切手収集をしていた頃の記憶と興奮が鮮やかに蘇り、コレクター魂がメラメラと湧き上がりました。
昨日、近所のバーンズ&ノーブルズで政府公式のコインホルダーを見つけて即購入。これは、発行年と州名が予め印刷されている50 State Quarters® Program専用のホルダーです。
更に
何ともコレクター心をくすぐるのが、実は同じデザインでも2種類が存在しているところ。というのも、アメリカの硬貨はフィラデルフィアとデンバーの2箇所に鋳造所があり、25セント硬貨の表をよくみるとジョージ・ワシントンの顔の横に小さく、PもしくはDと刻印されています。したがって、
年5枚×10年×2種類=100種類のバリエーションがあるのです。
昨日購入した公式ホルダーは両面が透明になっていて州のデザインとP/D刻印の両面が見れるように設計されており、同じ州のコインでもPとDとでそれぞれ個別の収納スペースが用意されています。こうなると、全て集めたくなるのがコレクター。
こちらではパーキングメーターやバスでの支払い、洗濯等でクォーターを使用することが多いため、銀行でまとめて両替します。今までは単なる作業だったのが、いまや宝探しタイムに。10ドルと引き換えにもらう
クォーター40枚入りのパックを見るだけで興奮します。まずは裏が州のデザインかどうか、次にどの州か、そしてPかDかをチェックした上で、もし既に持っていたとしてもより綺麗な状態であればコレクション用に交換します。
いつか全100枚を揃えられる日を楽しみにして、気長に収集しようと思います。