今日の午前中は妻と一緒に「子供のバイリンガル」に関するセミナーに行ってきました。これはDr.寺崎というお医者さんが個人的に設立した非営利団体、ニベイファンデーションが定期的に開催している無料のセミナーです。僕は参加したのは初めてですが、ボランティアベースでLA在住の日本人向けに勉強会やイベント(鯉幟づくり、雛祭り等)を実施しているそうです。
参加者は10名ほど(僕以外は皆ママさん)。セミナーはソーシャルワーカーの講師を招いて、子供のバイリンガルについての考え方について紹介してもらったり、各自の体験談についてディスカッションしたりするスタイル。特に、我が家では息子がせっかく英語を少し話せるようになってきたので日本に帰国後も何とかキープさせてあげたい、という思いで何か参考になればと思い参加しました。
と言うのも、実際、僕がちょうど息子と同じ頃(2~4歳)をロンドンで過ごし、現地のプレスクールに通って当時は片言の英語も話していたそうですが、帰国後はこれといって英語環境のないまま育った結果、
何も残らずに一から苦労して英語を勉強したという経験があります。また、
息子が苦労して今のプレスクールに馴染んだ末に今ここまで英語力が身についてきたということもあって、何とか彼には(今のリスニング能力と発音のベースだけでも)キープさせてあげられたらなぁと思っている訳です。
今日のベースとなったのは、中島 和子さんの
「バイリンガル教育の方法―12歳までに親と教師ができること」という本。
「お子さんをバイリンガルに育てたいと思ったら、まず家の中に豊かな言語環境を作ることが何よりも大事です。
親自身が生き生きとしたことばを使うこと、親子の豊かな対話があること、そして毎日、本の読み聞かせをすることです」等、幾つか同意できるポイントもありました。でも、基本的に「小学校レベルの子供が長期海外に住む場合」を想定していかにして日本語と英語をバランス良く習得させるか?というテーマで書かれている本のようだったため、僕らのケースからするとこれと言って直接参考になる話はあまりなかったのが残念。とは言え、講師や他のママさんの話を聞きながら改めて息子の英語環境について考える良い契機になりました。