2月くらいまでが乾季となっているバンコクは思ったより暑く、2月が雨季のジャカルタの方が涼しかったです。
バンコクはデータでは理解していたものの、やはりアジアにおける先進国と言える街並み。渋滞のひどさはアジアの他の都市とあまり変わりませんが、市内に鉄道が走っている分、移動はずっと楽です。
また、その都市の成熟度を見る時に僕が目を向けるのが歩道で、ジャカルタやホーチミン、ヤンゴン等のアジアの都市は人が歩くことを前提にしていない道路が大半です。ある程度、街が成熟してくると、歩行者用の歩道がちゃんと整備されています。バンコクは、公共交通機関と徒歩で移動することを考えた歩道がある程度、整備されていました。
最も意外だったのが、英語を話せる人が予想外に少なかったこと。タクシードライバーもほとんど話せません。これが他の国だったら、住所を見せれば伝わるのですが、タイでは英語の住所も読めないドライバーがほとんど。
その理由としては、タイは独自の文字文化を持っているからだと思います。インドネシアもベトナムもアルファベットを借りてきて使っているので、街中にアルファベットが溢れており、住所も含めて全てアルファベット表記。その点では、日本も独自の文字セットを持っているので、外国人にとっては旅行しづらい国なんだと感じました。ただ、タイではAEC加盟に向けて英語の必要性が増すことを受けて、英語の学習熱が高まってきているとのことでした。
ホテル近くのセントラルワールドというショッピングモールは日本のデパートよりも巨大で、綺麗。中には伊勢丹のほか、日本のブランドや日本食レストランが多数入っていました。UCLAで一緒だったタイ人の同級生と卒業以来、10年ぶりに再会して、このモール内のタイレストランで夕食を共にしました。
もう1人、タイから留学してきた友人がいますが、彼はこのショッピングモールのほか、10数個のショッピングモール等を所有して経営していて、タイで最も裕福なファミリーの一員とのこと。彼がLAからタイに帰国する際に確かベントレーをお土産に買って帰ったと聞いたことがありましたが、世界のお金持ちは桁が違います。
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