税金というと僕のようなサラリーマンは給与から天引きされるだけで支払っている実感をあまり持つことができませんが、ふるさと納税を使うと自分で納税先の自治体や寄付金の使用使途を選ぶことができます。
本制度で他の自治体に寄付した金額は、自分が支払っている税金に応じて一定額まではほぼ全額が後日に還付される仕組み。そして、多くの自治体では寄付者に対して特産品等をお礼としてプレゼントしてくれる点がポイントです。
■寄付を受ける自治体にとってのメリット
・町の税収が増える
・町の特産品をプレゼントにすることで地元の経済を活性化できる
・町のPRになる(観光客が増える)
知恵を絞ってその町ならではのユニークなプレゼントを提供することができると上記の3点のメリットを享受することができ、従来のように税金を使って単に観光振興のための宣伝を打つよりもずっと効果が高い政策と言えるでしょう。
■寄付をする個人にとってのメリット
・様々なプレゼントを楽しむことができる
・自分の意志で税金の使われ方を決めることができる(どこで何に使われるお金になるかを選択できる)
・日本の色々な地方の町を知るきっかけになる
一方で、受益者負担という税金の原則に立ち返ると、住民税の一部が他の自治体に移転することの是非は議論となりますが、国全体で見ればごくごく一部の税金が国内で循環している程度のインパクトであり、むしろ過疎等で苦しい想いをしている小さな町にとってはアイディア次第で大きなプラスのインパクトを生む可能性があります。もし、都市部からの税収があまりに大幅に地方へ移転しすぎてしまうほどの活況となったら、その時に是正策を考えれば良いのでは。
ふるさと納税を実施することにより、ただ給与から天引きされてどう活用されているのか実感しにくかった税金がぐっと身近に感じられるようになります。まだまだ知られていない仕組みですが、下手に中央から補助金をただ地方に配るよりも、地方が主体で考えて行動することで活力を生み出すことができるこの仕組み、地方創世の有効な打ち手になると思います。
そんな訳で、我が家でもふるさと納税を開始しました。色々なウェブサイトを眺めて制度を理解したうえで、ゆかりのある自治体や様々なプレゼント内容、税金の使途等を調べていき、結果的に7つの町をピックアップ。
数あるサイトの中でも、僕が活用したのは「
ふるさと納税ポータルサイト ふるさとチョイス」です。寄付金額やプレゼント内容等、細かい条件で検索できるほか、多くの自治体ではこのサイトで寄付の申し込みから電子決済(クレジットカード)まで完了でき、とっても便利です。
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