今週の水曜日に
経営幹部向けの帰国報告会というイベントがあり、その場でMBA留学の成果報告及び当社への提言について発表することが求められています。
留学報告についてはこのブログを読み返しながら楽しく準備できるのですが、問題は【当社への提言】というパート。色々と問題意識はあるのですが、どのテーマで提言するべきか、いつも頭の片隅に置きながら仕事をしてきました。
一方、今年の春に新たに制定した当社のヴィジョンを社内に根付かせるためのWGにメンバーとして参加しているのですが、その中で「社内コミュニケーションの活性化」というのが一つのキーワードとなっています。そこで、その実現に向けての施策の一つとして個人的に興味を持ったのが「企業内
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)」です。
そんな折、たまたま朝に職場で読んでいた日経産業新聞でこんな記事(「企業向けSNSシステム 情報共有、社員交流を促す 新事業の芽も期待」)が目に付きました。
mixiや
GREEといったSNSは最近ブログとあわせて急速に利用者が増えていますが、こうした仕組みを社内のイントラネットに応用して新たな情報共有インフラとして使ったら面白いかも・・・と考えていた矢先だったので、この記事を読んだ瞬間、「これだ!」とひらめきました。
また、このテーマであれば社内の経営改革WGはもちろん、冒頭の帰国報告会向けとしても適切だと直感。
そんな訳で、早速その日のうちに記事内で紹介されていた
ビートコミュニケーション社に連絡し、
社長の村井さんと電話でお話ししました。最初はお忙しい様子で2週間先の日時を打診されたのですが、年内に経営に対して提言が求められていること、またうまくいけば大規模なプロジェクトに発展する可能性もあることを申し上げたところ、即座に翌日の時間を空けてくれました。このあたりの嗅覚はさすがです。
当日、WGのメンバー2人を連れてオフィスを訪ね、出迎えてくれた村井さんを一目見た瞬間、「んっ?」とひらめきました。
先日、不思議な縁で出会うことができた村井勝さんの雰囲気そのまま。
まさかと思いながら尋ねたところ、「父です」とのお返事が。数え切れないほどの人が生活している中で、全く関係のない2つのルートを通じて、それまで全く面識のなかった村井さん親子にそれぞれ別の場所で、しかも1ヶ月と間も置かずにお会いしてお話しすることになろうとは!
更に社長の村井さんと僕とは慶應の同期であり、しかも彼は以前、UCLA Anderson Schoolに客員研究員としてロサンゼルスに滞在していた時期があったことも判明。これぞ、まさに
共時性(Synchronicity)の作用としか考えられない出来事でした。今後、どんな展開が待っているのかと思うと今から楽しみです。