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1月末に社長からオーソライズを得た社内SNSの導入プロジェクトですが、紆余曲折の末、予定通り3月末に試行運転を開始することができました。つまり、ベンダー選定からシステム試験運用までざっと2ヶ月間という超短期間での開発だった訳で、まさにジェットコースターに乗っているような毎日でした。 もちろん僕を含めたプロジェクトメンバーはみな本業を抱えている傍らで、ちょっとした細切れの時間を捻出しながらこの企画に取り組んできましたので、いざ経営幹部からGo!サインを頂いた後はそれこそ夜間や週末の時間まで使って何とか前進し続けました。 この2ヶ月間だけで数百通のメール交換やイントラネット上の掲示板での議論、そしてリアルタイムでの打ち合わせを重ねるなかで、サイトコンセプトのすりあわせから、ベンダー選定基準の策定、候補選定、ベンダー決定、ハード見積・購入、SNS名称決定、デザイン決定、機能(カスタマイズ要件)決定、利用規約の策定、ハード設置・インストール、システム運用試験、社内キーマンへの事前説明・・・といった一連のシステム開発工程を一気に成し遂げた訳です。 とにかく、今回のプロジェクトでは予算とスケジュールの制約条件が非常に厳しかったので、PERT図によるプロジェクトスケジュールを書いてはクリティカルパスを見つけて個別対処する繰り返しでした。 発注したハードが仕入先のミスで納期に間に合わなくなり、急遽、代替機を取り寄せてカットオーバー後に本番機へ移行する羽目になったり、他社商標のチェックをする時間もない中で早急にサイト名称を決定しなくてはならなかったり・・・とドタバタし続けながら何とかカットオーバーまで漕ぎ着けた、というのが実感です。 その中でも、最も困難を極め、また最もクリティカルな決断だったのがベンダー選定でした。と言うのも、僕の勤務する会社はIT企業なので自社内にもSNSエンジンを2つ保有しており、できればそのどちらかを利用して開発したい、という思いを抱きつつも、その一方で僕らが実現したいSNSを実現するためのベストなエンジンを採用したいという強い思いもありました。 リサーチの結果、社内の2エンジンと社外の3社の製品とを比較検討することに。当然のように社内の各SNSエンジンを所轄する経営幹部からはそれぞれ「ぜひ自分のものを採用して欲しい」と言われながらも、「社員に喜んで使ってもらえるSNSを実現するためにベストなパッケージはどれか?」という厳しい視点で5つの候補を評価することが求められました。 ハード発注の期限から逆算するとSNSエンジン選定にかけられる時間は最大で2週間。早急に各社にRFPを投げてご提案頂いた上で、機能、性能、価格、納期、拡張性等から詳細に検討し、最終的に社内と社外の2パッケージにまで絞り込みました。 社内のSNSエンジンは「社内向け」SNSではないため、社内向けSNSという特殊な利用局面を想定したときに求められる機能及び性能を勘案すると、社外のパッケージの方が若干適していました。ただ、価格面で予算をオーバーしていました。夜遅くまでメンバーで議論した上で社内のSNSエンジンをベースにカスタマイズする案でほぼ決定。 その晩、自宅に帰る途中(その翌日がベンダー選定の期限日)、最後まで候補に残ったSNSベンダーの社長に電話をしようと考えていたところ、最寄り駅を降りた時に携帯電話が鳴りました。相手はまさにその彼。 それまでに何度か価格や条件面での交渉を重ねており、かなり譲歩してくださっていたのですが、ここで最後の交渉に。真冬の星空の下、互いに考えうるオプションについて30分ほど検討し、最後に「何とかその条件で提案できるよう頑張ります」と言って頂きました。 翌朝、同社から最後の提案がメールで届いていました。懸案だった価格面でも何とか予算内ギリギリに収まりそうな水準。また、初期ライセンス数も3000ユーザーに引き上げてもらえました。改めてその他の諸条件を総点検し、「これなら行ける」と確信してメンバーに連絡したところ、メンバーも「あとは任せます」とのことだったので、最後の最後で同社と組む決断をしました。 社内SNSが全社オープンして1週間ちょっとが経過した今、この時の決断は間違いなかったという確信を深めています。今回、70名ほどの先行ユーザーに1週間ほどかけて本番環境で試用してもらいながら集中的にバグ出しをし、ある程度落ち着いてきたところで火曜日に全社オープンしました。 驚いたことに、フタを開けてみれば口コミの紹介だけで実に500人/日のペースで社員が参加。金曜日には2000人を超える社員が参加するSNSに急成長しました。 2週目に入ってその勢いは一服しましたが、昨日の時点で2600人超の参加者となり、開設されたコミュニティも300を超えました。本番環境で最も恐れていた性能面ですが、今回の採用パッケージは負荷検証を実施していた唯一の製品であったこともあり、アクセスが集中する昼休みでも今のところストレスなくサクサク動いています。 いつの間にか社長や副社長、常務といった幹部も参加し、ユーザーの裾野は想定外のスピードで広がりつつあります。とりあえず企画段階で抱いていた「箱物だけ作ったものの誰も使ってくれない」心配はなくなりました。 思い返せば、去年の12月にあの新聞記事に出遭った頃はほとんど夢想に近かったこの企画でしたが、多くの仲間とともに「社内SNSのリリースのその日まで急な上り坂を楽しみながら一歩ずつ上って」いくことができ、今はひとまず感無量。 そして、同時に今はようやくスタートラインに立ったところです。物珍しさが一段落した後に、どこまでアクティブユーザーを抱えることができるか、いかにして当社に不可欠なインフラの1つにまで育てていくことができるかが今後の僕らの課題であり、新たな楽しみです。 今回の活動の当初から掲げているそもそもの目的は、この社内SNSを通じて「組織や役割を越えたコミュニケーションを始めるためのきっかけづくり、そして社員ひとりひとりが自分の会社や仕事の価値を再認識するためのきっかけづくり」を実現し、ひいては社員の意識・行動改革を実現すること。 これからも少しずつ、ゆっくりと時間をかけながらも、確実にこの会社をより良い方向に変えていけるよう、仲間の知恵と力を合わせていきたいと思います。
by takekurakenya
| 2006-04-30 00:24
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