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知る人ぞ知る、小学生向けの「宮本算数教室」を主宰する宮本さんの著書「強育論」の続編、「超」強育論を読みました。彼のところは何の気なしに見ていたTV番組で紹介された姿を見て、そのユニークかつ強烈な個性に興味を覚えたのが最初。
強育論が中学受験を目指す子供の親向けに書かれた彼独自の教育総論だったのに対して、この「超」強育論は宮本算数教室で具体的にどんな年次でどんな内容の授業をやっているかまで突っ込んで紹介されています。 いわゆる大手の塾のやり方については僕自身が高校生の頃に通った経験があるので概ね想像できますが、彼の算数塾は極めてユニーク。 学生時代に塾業界に足を踏み入れたのを機に、究極の指導方法を模索し、いくつかの大手進学教室講師を経たのち、1993年宮本算数教室を設立。 ある程度の暗記の要素が高い他科目と比べて、算数だけは論理の理解力が問われる科目であり、最も差がつく教科と言えます。この算数は「つるかめ算」や「たびびと算」に代表されるようなパターン化と公式の暗記によりそこそこはできますし、一般的な塾ではそのパターン化と効率の良い解き方のテクニックのマスターに力点が置かれていると考えます。 それに対して、宮本算数教室では全く逆の、本質的なアプローチ、即ち「いかにして頭を使って考え抜くか」という「問題に取り組む姿勢」を学ぶ場として塾が設計・運営されています。 それを実践するために問題は全て宮本さんオリジナル、しかも「教えない」スタイルで生徒たちの自主性に任せてやる気を引き出す雰囲気作りに徹する授業。 また、この塾では小6のみ算数の授業後に選択制で国語の授業もやるそうです。2時間半に亘って算数の授業をやった後、国語を1時間半、その間に休憩時間はゼロで4時間ぶっ通し。「なぜ算数教室で国語?」と思いがちですが、本書で彼が国語を教えるやり方を読んで腑に落ちました。 僕が高校生時代に難関大学の現代文の問題をやっている時にふと気づいたのが、国語の試験でもロジカルシンキングの能力を問われているんだという事実。グリッドを書いて消去法で明らかに誤っている選択肢を消していくと自然と正答に辿りつけます。まさに彼の言う「国語は算数だ!」という考え方に同感。 ちなみに、世界の主要なビジネススクール(MBAを取得するための経営大学院)の入学試験ではGMATと呼ばれる共通試験を受験する必要がありますが、その中にあるCR(Critical Reasoning)という問題群がまさにロジカルシンキングの能力を問うもの。 これは英語力と言うよりは論理的な思考力を測るものであり、国語と言うよりは数学に近いのです。そうした教育を受ける機会の少ない日本人には一般的には馴染みが薄く苦手とされる設問タイプですが、日頃から論理的思考の訓練を積んでいればグリッド&消去法で数学の問題を解くように正答できます。 ■CRの設問例 これは同社のコンサルタントが入社時に必ず受ける研修の1つで、有名なMECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)に代表されるマッキンゼー流ロジカルシンキングです。 その際に、改めて論理的な思考力の重要性と、それを資料化するスキルの奥深さに触れ、感銘を受けたものです。 僕は今までの人生を振り返るにつけて、このロジカルシンキング(左脳的な能力)と他人の気持ちに共感できる力(右脳的な能力)の両方のバランスが生きるためには非常に重要だと感じています。 その意味で、宮本さんの「強育論」は若干極端な表現も目立ちますが(著者は意識して書いているのでしょう)、本質的にはとても共感できます。中学受験どうこうに関係なく、幼少期から子供にロジカルシンキング能力を身に付けさせるための教育論として読んでも楽しく参考になる本だと思います。
by takekurakenya
| 2007-12-01 23:40
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