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※太陽光パネルを導入した後の実際の経済効果を分析した結果はこちらをどうぞ。
3か月後 1年~1年半後 5年半後(結論)
1.はじめに 夢の注文住宅プロジェクトで計画したものの、コストの問題で一度は諦めた太陽光パネルの設置でしたが、新居が完成してからも継続して色々と勉強していました。何といっても原発事故以来、エネルギー問題について考える機会が格段に増えてきた一方で、都会のヒートアイランド現象は悪化の一途。特に昨年の夏は酷暑に加えて節電を求められるなかで、あれだけの太陽エネルギーが地表に降り注いでいても僕らはただ無駄にするだけでなく、逆にエアコンをつけて電力を更に消費するという矛盾を感じる毎日でした。 ギラギラした日差しの猛暑日でも、もしその太陽エネルギーを電力に変えられたら、少しは気が休まるのでは。ただ、唯一最大の課題は経済合理性があるかどうか。いくらエコだからといっても、コスト度外視で太陽光発電を導入する余裕はありません。経済合理性を追求するには、それなりの規模の発電量があり、かつ初期投資額が抑えられて、更に10年以下で損益分岐点を越えられるような導入プランが作れるかがキーでした。 そんな中、新居に引っ越して最初の電気代の請求書を見て腰を抜かしそうになりました。その額、なんと34,000円!マンション暮らしだった前年同月は約12,000円だったので倍額以上です。確かに、引越直後の今年の1月は新居のリビングにエアコンがまだなかったため電気の床暖房に頼っていたこと(以前のマンションはガス床暖房)や、家自体が新築で蓄熱されていなかったこともありますが、この額にはビックリでした。これは何とかしないと!ということで本格的に太陽光パネル導入の検討を開始しました。 2.見積とメーカー選定 そんな訳で、2月に入ってから数社の施工業者に対してそれぞれ複数メーカーの太陽光パネルの見積を依頼しました。太陽光パネルは設置条件によって工事の手間や実際の発電量見込みが大きく変化するため、それなりの見積を取るには実際に自宅を見てもらう必要があります。これは時間がかかり非常に面倒なプロセスでしたが、結果的には詳しい担当者に対面で納得の行くまでとことん質問攻めにすることで太陽光パネルの仕組みや経済モデルについて理解を深めることができました。 施工業者によって若干の差異はあるものの、東芝やパナソニック、シャープ等のメーカーで4kW前後のシステム一式を導入するコストは、本体価格に工事費用等を合計すると、概ね約150万円から200万円程度はかかる見積でした。そんな中で気になったのが、ソーラーフロンティア社(以降、SF社)のパネル。 この会社は昭和シェル石油の100%子会社で、実は1,000億円を投じて年間生産量が900MWという世界最大規模の太陽光パネル工場を宮崎で生産開始させる等、業界で注目されている企業です。見積を取った業者のうち、たまたまこのSF社の製品のキャンペーンをしている会社があり、格安の提案を受けました。更に、技術面や保証面、デザイン面など多角的に検討した結果、以下に示すとおりSF社の製品が我が家のニーズに最も適しているという結論に至りました。 (1)価格が安い。(特に今回は特別キャンペーン適用もあり競合メーカーの中で最安値) (2)保証が長い。(一般的な日本メーカーの保証が10年間なのに対して、SF製品は初めて20年間の出力保証付き) (3)実質的な発電量が多い。(同じkWhでもメーカーによって実発電量は異なるなか、SF製品はCIS方式という独自技術により実発電量が多い) (4)デザインがカッコイイ。(一般的な結晶シリコン系パネルが青くギラギラしているのに対して、CISパネルは濃い黒でシンプル) (5)Web経由でリアルタイムに発電状況がモニタリングできる。(外出先からでも携帯電話やPCから簡単にチェックできる仕組みが充実) 3.総投資額と期待経済効果、投資回収にかかる年数のシミュレーション その提案は、合計3.92kWの発電設備で、H23年度内に申請が間に合えば、国の補助金が約19万円、県と市の補助金が合計で約14万円、補助金合計が約33万円(H24年度だと約28万円)となり、これを勘案すると自己負担額は約100万円程度で済むというもの。 一方で、期待経済効果については、まず肝心の売電単価、つまり太陽光パネルで発電した電力のうち、使わなかった余剰電力を東京電力が買い取る際の単価(H24年度)は42円/kWhに決定した旨、資源エネルギー庁から2012/6/18に発表されました。これは、我が家のケースでざっくり試算すると10年弱あれば投資額が回収できる計算です。 4.契約から設置工事完了まで こうした検討を経て、3月に契約を締結。直ちに、国の補助金を申請し、年度内ギリギリでH23年度分の補助金を確保しました(H24年度だと約5万円ほど減額)。続いて、県と市の補助金はH23年度分の枠が既に終了していたため、H24年度の募集を待って申し込み、工事着工することに。 設置工事は、屋外と屋内の配線工事およびパワーコンディショナー等の設置工事で1日、また屋根にパネルを設置する工事で1日の合計2日間かかりました。3階建ての屋根の高さを心配しましたが、電動のはしごを直接、屋根まで架けて1枚ずつパネルを運び上げることができたので足場を組む必要もなく順調に工事進行。屋根も標準的なスレート屋根だったため、通常の工事で無事に完了しました。 工事完了後は、東京電力に依頼して新たに売電用のメーターを設置し、太陽光パネル設備との連携設定を実施。これにより、ようやく発電した電力を使用したり、余った電力を売却できるようになりました。 5.実際に稼動したことによる経済効果 5/28に稼動開始し、6/21までの25日間の発電量は363kWhで、そのうち消費せずに余剰電力として売却した結果は270kWh、これに売電単価の42円をかけると、東京電力への売却額は11,340円となりました。我が家の屋根は東西向きなので南向きと比べると約85%程度の発電量となること、また梅雨入りして曇りや雨の日が多かったことを考えると、想定以上の発電量でした。 また、5月の電気代が9,341円だったのが、6月は5,192円と半分近くにまで削減できました。これは、日中の消費電力のうち、太陽光で発電した分は東京電力から購入する必要がなかったことで約2,100円ほどの電気代を削減できたこと、また電力使用量をリアルタイムに見える化した効果で節電意識が高まったことにより電力の使用量が減った効果もありました(実はこれが結構重要で効果も大きい気がします)。こうした売電収入と電気代の削減額を合わせると、経済効果は約14,000円にもなりました。 一般的に6月は年間の電力消費量が最も少ない月であるため売電量が多く見込めること、また6月の発電量は月平均よりも1割ほど多いことを割り引いても、太陽光パネル導入による年間の経済効果は10万円強にはなりそうです。 更に、太陽光パネルの導入効果を高める可能性があるのが東京電力による電気料金の値上げ申請(リンク先の現行料金には、「平成24年1~3月の貿易統計実績に基づく燃料費調整分が含まれています」ので注意!少しでも値上げ幅を小さく見せようという意図が感じられます)。現時点ではまだ最終決定はしていませんが、2012/5/11に東京電力が申請した料金表によると、我が家のケースでは少なくとも約1割は料金負担が増えることになることがわかりました。太陽光パネル導入により、この値上げによる影響を抑える効果も期待できます。 と言うのは、今回の東京電力の値上げプランのポイントは、3段階ある電力単価のうち、よりたくさん使用するほど値上げの幅が大きくなっています。例えば、最初の120kWhまでの第1段階料金では1kWh当たりの単価は現行の17.87円から19.16円と約7%程度の値上げとなる一方、300kWhを超える第3段階料金では24.13円から29.57円と約23%も値上がりします。 特に、我が家は床暖房を電気にしたため、冬場の電力使用量が多くなる傾向があります。1月の電気代が34,000円を記録した後、エアコンと床暖房の併用で電力使用量は少し減少したものの、2月は23,000円、3月は21,000円と引き続き高額な電気代が続きました。1月から3月までの電力消費量は、実に約1,400kWh、約950kWh、約850kWhと、いずれも300kWhを大きく上回っているため、値上げ後は割高な第3段階料金の影響を大きく受けることになってしまいます。 以上の考察を表に整理すると以下の通りになります。 もし、今年の1月並に電力を消費すると、値上げ後の電気代は40,940円にも上り、値上げ額は6,500円程度にまでなる計算です。一方で、第3段階料金まで消費した5月実績ベースの値上げ幅は962円であるのに対して、300kWh以内に抑えられた6月実績ベースでは318円の値上げにとどめることができます。 今年の夏以降は、リアルタイムで消費電力をチェックしながら少しでも無駄な電力消費を避け、同時に太陽光で発電した電気を上手に活用することで、東京電力から買う必要のある電力量を最低限に抑えるよう心がけたいと思います。 また、意外に知られていないのですが、実は屋根に設置した太陽光パネルが断熱材の役割を果たすことで、屋根裏温度が10度ほど低下すること(逆に冬は5度ほど暖かいこと)が実証されています(一般財団法人 新エネルギー財団)。今年の猛暑は、この太陽光パネルの断熱効果と、先日ベランダに設置した保水機能つきタイルによる打ち水効果で、少しでもエアコン利用を抑えられたらいいなぁと期待しています。 以上のような理由から我が家ではソーラーフロンティア社の太陽光パネルを導入した次第。今まで以上に天気予報をチェックしては、「晴れろ!」と祈る毎日です。 ●今は何位かな?
by takekurakenya
| 2012-06-25 09:42
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