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■追記:縁あって、これを書いた1ヶ月後に著者の田村さんとお会いできました。 参議院議員を2期務めたあと、現在は世界で最も多くのノーベル賞受賞者(29名)を輩出したランド研究所の唯一の日本人研究員として活躍中の田村耕太郎さんの「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」を読みました。まず、タイトルがいい。そして中身もタイトルに負けず、熱い。 日米欧、アジアの主要大学を網羅するかのような華麗な学歴・経歴(早稲田大学→慶應義塾大学大学院→フランス高等経営大学院単位留学→デューク大学法律大学院→エール大学大学院国際経済及び開発経済学科→オックスフォード大学上級管理者育成課程修了→エール大学上席研究員→ハーバード大学研究員→国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院名誉顧問)が目を引きますが、いわゆる象牙の塔にこもるようなエリート学者系ではなく、考えて発言して体育会系で行動する田村さんが主に若者に向けて「グローバルに打って出よう!」と熱く呼びかけている一冊。 p.7 日本を出れば、相対的な視点を持てる。いかに日本が素晴らしい国か認識できる。 日本だけにこもっていると、日本のサービス、文化、インフラが自分にとっての常識、モノサシ、当たり前基準になります。これが危ない。そして、その凄さを実感できないのはもったいない。こんなに安全で、清潔で、人々が親切で、言われたことはちゃんとやってくれて、食べ物が美味しくて、美しい自然と四季があって、世界屈指のバリエーションを誇る温泉とラーメンが溢れている国なんて、世界広しと言えども日本だけです。 ふだん日本で生活しているとほとんど意識することはありませんが、一歩、海外に出ると、周りの人からはまず日本人として認識されますので、自分が日本人であることについて否が応でも意識させられます。旅行で海外の国々の現状を垣間見たり、しばらく海外で生活することで、実は自分が今まで当たり前に信じていた日本の常識は世界の非常識であることに初めて気づきます。 p.213 世界は日本をいまだに高く評価している。2012年、英BBC放送が読売新聞社などと22か国で共同実施した世論調査によると、日本が「世界に良い影響を与えている」という評価は58%で、ドイツやカナダや英国を抑えて1位。(中略) この類いまれな日本という国のポテンシャルの高さに腹落ちすると、まず日本人に生まれたことを幸運に思い、誇りに思い、自信を持つことができ、先人への感謝の念が芽生えます。こうした相対的な視点を持ったうえで、日本人であることを踏まえて今の自分にできること、やりたいこと、やるべきことを考えることができることが特にこれからの時代を生き抜くには重要だと思います。 日本が今まで培ってきた文化、特徴を活かしながら、今後の世界で日本はどんな立ち位置をとっていくべきか。日本の強みを理解して特化していくことでunique value propositonを極めていくこと。一方で、日本の常識を鵜呑みにせず、世界の、あるいは各国の独自のニーズに真摯に目を向け、理解したうえで、日本の強みをカスタマイズすること。この両面を意識して、世界に働きかけていくことが日本の生きる道だと考えます。 例えば、前者であれば、世界中の富裕層をターゲットに日本への移住を国家施策として推進するのはどうか。世界が憧れる国、ニッポン。いつかは日本で住んでみたいと思ってもらえるような国。整備されたインフラ、治安、高い医療水準、美味しい食事、豊富な水資源。今ある高いポテンシャルを活かしながら、政策的に世界のお金持ちにアピールして日本へ移住してもらい、どんどん消費してもらい、税金を納めてもらう。さらに、大学をはじめとする日本の教育環境をグローバル化して、世界中から若くて最高水準の知能を集めることで、富裕層の老後のパラダイスだけでなく、世界の若者にとっても留学したい憧れの国になることを目指す。 後者については、世界でも最も厳しい日本のマーケットで戦い抜いた商品・サービスなんだから世界のどこで売れても当たり前、という発想の罠。日本では当たり前水準の品質は、実は世界の一般水準からみるとほとんどが明らかなオーバースペックであることをまず理解すること。今、そのマーケットで求められている品質レベルと現地特有のニーズを理解し、時には割り切って削ぎ落とすことができないと、ローカルニーズに合わなくて高いものを売りつけていることになってしまいます。 p.39 日本人の”空気を読む能力”は、活かし方次第だと思う。空気は絶対読めた方がいい。空気を読めない無神経で雑な人は世界中でどこでも好感度が低い。問題は、日本人は「読むだけ読んで」それを利用しない人が多いこと。(中略) 日本人はニコニコ愛想良いけど主張しないと思われたら負け。相手の話を聞くのは基本ですが、文化によっては悪気もなくひたすら喋り続ける人たちもいます。議論の大きな流れや立場の違いを正しく把握しつつ、適切なタイミングでズバリ本質を突く発言をすること。ビジネススクールでは、文化も言語もバックグランドも異なる学生たちが良い成績をとるためにジャンジャン手を挙げて発言します。クラスに貢献できるような発言ができない学生は、例えすべてのペーパーテストで満点を取っても決してAはもらえません。そんな環境で切磋琢磨する経験を積んでいると、実際の交渉の場面でも機を見て発言する胆力が身に付きます。 p.68 よく考えるのはいいことだ。しかし、決めなくてはならない。決めたことが正解かどうかなんて、クイズではないのでわからない。決めたら、自分の意志と情熱で正解にするしかないのだ。選択は、意志なのだ。選んでからが勝負なのだ。 本書でいちばん痺れたのがこの一節。そう、決断することからすべてが始まるのです。そして、絶対にうまくいくなんて確信をもって決断できるようなシチュエーションなど、この世の中にはほとんどない。少なくとも、進学先の決定、就職先の決定、人生の伴侶の決定、住宅の購入の決定など、自分の人生を大きく左右するような大きな決断においては間違いなく決断に必要な情報が不足している中で決断に迫られるもの。 そんな中でも自分なりに最善を尽くしたうえで、最後は自分の内なる声、直感を信じて決めること。そして、自分で決めた以上は、その決断を正解に導くのは自分しかいないという覚悟。ここで必要なものは、志と情熱。もちろんスキルや知識も大事ですが、志と情熱なくしては、うまくいくものもうまくいきません。Cool head with warm heartで自分の人生、切り拓いていきましょう。
by takekurakenya
| 2012-08-27 12:32
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