僕がいま注目しているニッポン女子が矢野莉恵さん。三菱商事を退職して私費でハーバードビジネススクールへ留学し、米国のコーチで仕事をしながら、そこで出会った同僚Jie Zhengさんと一緒に2012年7月にNYで起業。

※写真:TechCrunch記事へのリンク

矢野さんのことは、
先日レビューした「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」の田村さんが日経ビジネスオンラインで連載中の記事『「このままでは甘ったれになってしまう」~大手商社を辞めて踏み出す』で初めて知りました。その
インタビュー記事の冒頭、彼女の最初の言葉にぐっときました。
矢野:父親が転勤族だったため、過去に20回以上、国境を超える引っ越しを重ねました。幼少時代はカナダ、アメリカ。いったん日本に戻ったものの再び海外へ。メキシコで高校を卒業した頃には、日本人としてのアイデンティティクライシスに陥りました。日本人なのに、日本の事を全く知らない。それが不安になり、大学はアメリカの大学ではなく、上智大学の比較文化学部に入学しました。
幾つかの国境を越えた感性を持ちながらも、日本人としての心を忘れないこと。こうして日本の大学を卒業後に日本の企業に就職、でもありきたりの人生には収まらないところが彼女の魅力。三菱商事からHBSなんて言うと、いかにもマッチョな女性をイメージしがちですが、
彼女のブログからは等身大で繊細な感性が行間や写真から溢れています。
そんな彼女が立ち上げたコミュニティはその名も
Material Wrld. サイトでは最初にfacebookかtwitterのアカウントでログインし、居住地とサイズ(シャツ、腰回り、靴)情報を入れると簡単にアカウントが作成できます。"MaterialWrld.com is an exclusive and curated online fashion community for shoppable personal closets."とあるように、単なるECサイトではなく、自分のお気に入りのファッションアイテムをアップロードして自分のクローゼットとして発信して「いいね!」やコメントをもらったり、要らなくなったアイテムを商品として出品できたり(米国在住者のみ)といったコミュニティになっているところがミソ。

自分の感性を頼りに、NYで、しかもファッション分野で起業なんてカッコいいじゃないですか。ロンドンオリンピックを観ていても、世界を舞台にしなやかに活躍する日本の女子力が目立ちます。最近、ちょっと元気のない日本ですが、まだまだ素敵な若者がじゃんじゃん世界で挑戦中です。僕らニッポン男子も負けてられません!
●今は何位かな?