先日、
社内SNS(Nexti)にて恐らく過去最高に近い30を超える「いいね!」を獲得したこの日記「ませた小学生」、何とも爽やかな読後感で僕も「いいね!」しました。我が家にも小6息子がいますが、テニスさえできれば幸せという感じで女の子とデートなんて想像もできません。
日記を投稿したご本人のOKを頂き、原文のまま転載します。
8月、お休みを頂き谷川岳に登ったときのこと。
登頂後、下りリフト乗り場で小学生の男女に「写真をお願いします。」と声をかけられました。「じゃあ、ご両親と」との私の提案に「いえ、二人で来ました。」との回答。すかさず「きょうだい(兄妹or姉弟)?」との質問に「いいえ。」と聞いてやっと察した私はシャッターを切りました。
じゃ、と言って邪魔にならないよう去ろうとする私に色々と話しかけてきたので質問すると、せっかく来たのに二人になると照れてしまい話せないと二人。それでは、とジュースをおごりながら色々とお話しをしました。
二人はこれから中学受験なので、忙しくなる前に谷川岳でデートしたいとお互いの両親にお願いしたそうです。デートの条件として課題として出されたのは「模試でA判定」、男の子はサッカー、女の子はピアノのコンクールでの優秀な成績という難題。その全てを見事クリアすると共に、日帰りでの谷川岳へのデートでも無理のない計画を立てて両親を説得。お互いの両親より許してもらい、念願の谷川岳デートの権利を得たと聞いたときは、なんとまぁ立派な小学生と感心しました。
そのあとも谷川岳に来る理由となった小説(名前は失念!)を読んだときの思いや、海外で働きたい将来の夢など、夢に向かってまっすぐな子供たちの話しを聞くと、清清しい気持ちになるとともに、目標を持ってそれに向かって努力することの大切さを改めて思い出しました。
お別れした後、改めて最近のたるんだ自分を自覚。そこでこの出会いを良いきっかけに仕事、自己啓発と目標を設定。達成に向けた努力を地道に日々行っております。
ちなみに。
当日私は電車で谷川岳に向かったのですが、二人は高崎からずっと私の隣のボックスに座っていたとのこと。乗車している外国人観光客に降りる駅を教えたり、お年寄りの荷物を網棚から降ろしていた私を見て、安心して声をかけたと言われました。ちょっとした善意がすばらしい出会いにつながり、改めて「情けは人のためならず。めぐりめぐって自分のため。」を体感しました。