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富士通ソーシアルサイエンスラボラトリで人工知能の研究開発をした後に、2003年に独立して感性リサーチの代表取締役を務めている黒川伊保子さんの「キレる女 懲りない男 -男と女の脳科学」を読みました。 「脳機能論とAIの集大成による語感分析法を開発、マーケティング分野に新境地を開いた、感性分析の第一人者。また、その過程で性、年代によって異なる脳の性質を研究対象とし、日常に寄り添った男女脳論を展開している」とことですが、まさにそうした今までの経歴と研究成果を1冊にまとめた本になっています。 妻と出会ってから20年が経過し、人生のほぼ半分を一緒に過ごすようになった今になって、改めてしみじみと男女って違う生き物だなぁと感じる毎日ですが、この本を読んで僕だけがそう感じている訳ではないことを確信して気が楽になりました。 かねてより、同じ人類とはいえ、男女はもともと生物学的に別の構造になっていてそれぞれに得意不得意があり、役割分担がある以上、ある意味、別の生き物であって、その行動様式や考え方に至っても脳の構造に起因する何らかの差異があるはずと漠然と考えていました。 もちろん、一概に「男は…、女は…」と括れるほど単純な話ではなく、人それぞれの個性がある訳ですが、そうは言っても違う種である以上、それぞれに共通する特徴というのはあるようです。特に、脳の構造に着目すると、明確な性差があると言います。 左脳と右脳とを繋ぐ脳梁(脳神経細胞をつなぐ神経線維の束)の太さが、女性の方が男性よりも20%も太いのだそう。脳のような重要器官において、こんな基本構造がそもそも男女で根本的に違うといのは驚きで、当然ながら男女で発想の仕方や考え方、感じ方等の傾向が大きく異なってくるということが容易に想像されます。 p.179 夫婦という道のり もともと生い立ちも環境も違ったところで育った人間どうしが出会って、一つ屋根の下で一緒に暮らしていくなんて考えただけでも大変なのに、男女で脳の構造が違っていて、その考え方、感じ方に根本的な差異があるとしたら、一組の夫婦が死ぬまで寄り添って生きていくなんて奇跡に近いのではないか。 一人の人間として相手を尊重するのは当たり前として、そもそも相手は自分とは違う生き物であって、自分の常識を当てはめて相手を理解しようということ自体が間違っている、という認識にまず立つべきだと思います。 本書は脳には性差があることを指摘したうえで、「女性脳トリセツ」を展開します。例えば、「とにかく、話を聞く」「とにかく、傍に置く」「言ってくれればやったのに、は禁句」「過去を蒸し返されたら、優しくあやまる」「女性がキレたら、理由を追求せず、ただ真摯にあやまる」「答えようのない質問に善処する」「あなたのお薦めは?に即答する」等、僕が今まで20年かけて何度も修羅場をくぐり抜けながら身につけてきた「生きるための知恵」みたいなものがコンパクトにまとめられている感じです。 実感が伴わないかもしれませんが、特にこれから結婚生活を始める男子は長続きさせたかったらこれらの基本セオリーは予習しておいた方が良いと思います。同時に、女性に、というか妻にぜひ読んでほしいのが「男性脳のトリセツ」。 中でも、「思いやりで、愛を測らない」「不満があったら、素直に言ってみる」「提案は、フェアな複数候補の態にする」「愚痴や指図で追い立てない」「家事の全容を理解させる」「結論から言う、数字を使う」「ものを取ってと頼むのは、必要最小限にする」「夫を立てると、息子の成績が上がる法則」「死ぬまで、頼りにする」といったあたりは、女性の皆様には基本事項として抑えておいて頂けると、きっと夫婦円満の秘訣になることでしょう。 p.189 四十代、物忘れは進化である 本書のもう1つの読みどころは、世代別にみた脳の特性について触れられている第四章「齢を重ねてゆたかになる」です。「十五歳から二十八歳、がむしゃらな入力装置の頃」「三十代、脳は失敗したがっている?」「四十代、物忘れは進化である」「五十代、優秀な出力装置へ」「六十代、知を楽しむ年代」「その後、寿命を迎えるまでに、脳がすること」といった流れですが、少なくとも40代までのところは自分の実感と合っていて膝ポンでした。僕が今いる40代についての記述、中でも上記の引用箇所なんかは、そのまま僕が日々感じていることを綴ってもらった感じです。 p.199 女性脳は、恐ろしいほどの潜在能力を持っている。ときに厄介だが、使い方を間違わなければ、奇跡を起こす。 僕は年に数十冊の本を読んでいますが、中でも後で読み返したくなるような、その時の僕の琴線に触れたフレーズを将来の自分のためにメモしているものを一部このブログでもシェアするようにしています。ただし、その大半は図書館で借りています。本を買うことはめったになく、後で確実に読み直したいと思うものだけ、年に多くて数冊程度。 そんな中、本書のあとがきを読むまでは「まぁ参考になるところをメモしておけばいいかな」と思っていましたが、最後の最後で(カッコ書き)を読んだとき、「そこまで言われたら買うか」という気になりました。
と言う訳で、ここまで読んでしまった方はきっと何か気になるフレーズが1つでもあったことでしょうから、ぜひ一読することをお勧めします。
by takekurakenya
| 2013-12-21 23:27
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