学生の頃に手に取った「7つの習慣」ですが、それ以来、原書も購入して折に触れて読み返しています。
海外出張する時には英語版を鞄に入れて、飛行機の中でパッと開いたページを読むことがありますが、不思議とその時の心境にマッチした内容が書かれていてドキッとすることも。それくらい本質的な内容であるとも言えます。
この手の自己啓発系の本は色々と読んでみましたが、僕の中では「7つの習慣」が最もわかりやすく、体系的に整理された内容だと思っています。当たり前のようで奥が深い内容で、この本だけしっかり読んで実践できれば他の似たような本は読む必要がないでしょう。
今回、本書の漫画版「
まんがでわかる7つの習慣」を読んでみましたが、これはこれで良くできていて驚きました。
バーテンダーを目指す歩ちゃんが様々な人たちに触れる中で成長していくオリジナルストーリーを通して、7つの習慣のポイントが1章ずつ物語に絡めて登場します。
マンガの後には、章ごとに解説もあってコンパクトに7つの習慣の要諦がわかりやすく解説されています。マンガも丁寧に描かれていて完成度が高く、歩ちゃんが素直で可愛い。お父さん目線で読んでしまいます。
また、素人からバーテンダーを目指す過程がまさに
ホームバーを始めたばかりの自分自身とも重なって二重に楽しめました。冒頭でいきなり登場するのが
サイドカーなのですが、これはたまたま僕が最初に作ったカクテル。
その後も、
ギムレット、マティーニ、
バラライカ等、我が家でもお馴染みのラインナップが次々と出てくるだけではなく、カクテルが登場するたびにわざわざ「※バラライカ:ウォッカにホワイトキュラソー、レモンジュースを合わせたカクテル。サイドカー(7ページ参照)のバリエーションの1つ」といった脚注まで付いているあたりがニクイです。
原書に比べると内容は薄く表面的ではありますが、7つの習慣のポイントは網羅されているので、ざっと全体を俯瞰して復習したい人や、初めて7つの習慣に触れる人には特におすすめできます。これで興味を持ったら、ぜひ原書にもトライしてみましょう。