ザイオンでCanyon Overlookを堪能した後はブライスキャニオン国立公園へ。この間は約90マイル(140km)ありますが、今回の旅行ではとても近く感じられる距離感覚になっています。
ブライスキャニオンはザイオンよりも北に位置し、公園の標高は2000-2700mと高いため、園内にはまだ深い雪が残っていました。でも、公園にアプローチする道は全て除雪されているのでチェーン不要でアクセスできます。公園内には南北に舗装道路が延びており、レインボーポイントと呼ばれる地点が終点ですが、今は冬季のため途中のFarview Pointから先は閉鎖されていました。
息子は一面に広がる雪景色に大興奮。ビューポイントに立ち寄るたびに雪合戦をせがみます。でもLA生活が長いので寒さに慣れていないため、夢中で雪で遊んでいる最中はいいのですが、いったん雪遊びをやめると手の冷たさに気づいて「手が痛い~」と泣くという繰り返しでした。
ブライスキャニオンの特徴は赤茶色い岩肌と、ニョキニョキと生えているように見える
尖塔群(Hoodoo)です。これは雨水によって岩の中の炭酸カルシウムが溶かされた結果、もろくなった岩の割れ目に溶けた雪が入り込み、夜間にその水分が凍って体積を増した際にその割れ目を押し広げる・・・といったプロセスを長い時間をかけて繰り返した結果、今のような尖塔形になったそうです。夕陽に照らされて眼前に一面に広がる尖塔群を眺めていると、自然の神秘を見る思いです。
宿泊は公園の入り口手前にある
Best Western Ruby's Innでした。公園までは車で5分足らず。ここは複数の2階建てのモーテル群で、設備もよく手入れされていて綺麗でした。一通りのものが手に入る大きなジェネラルストアや室内プールまであって、想像以上に快適な宿でした。
ホテル内のレストランに女子高生とおぼしき集団がたくさんいたので修学旅行かと思いきや、ユタ州の語学学校に短期留学中という高校生グループでした。他にもフランス人のツアー客など、団体さんで賑わっていました。ブライスキャニオンを訪ねる際にはお勧めできる宿です。
■Best Western Ruby's Inn435-834-5341