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p.287 少子化というのは結局、日本人と日本企業(特に大都市圏住民と大都市圏の企業)がマネー資本主義の未来に対して抱いている漠然とした不安・不信が、形として表に出てしまったものなのではないかと、筆者は考えている。未来を信じられないことが原因で子孫を残すことをためらうという、一種の「自傷行為」なのではないかと。(中略) 広い庭、畑まである大きな家が首都圏のペンシルハウスよりもずっと安い値段で手に入り、綺麗な空気と水に囲まれて川のせせらぎを聴きながら家庭菜園や養蜂まで楽しむ毎日。電気は我が家に倣って屋根に設置した太陽光パネルで自給自足どころか収入増。 徒歩数分に温泉大浴場、プール、テニスコート。車で30分走ればスキー場。コンビニもスーパーも車で5分。欲しいものはたいていAmazonでポチって届けてもらう。いざ東京に出ようと思えば、長野新幹線、長野自動車道が整備された今や、3-4時間もあればdoor to doorでどこでも行き来できます。 そんな日本の田舎の問題は、もはや職場の不足だけだと言ってもいいのだが、その職場も、「安定した企業で勤め上げる」という、実際には都会でももう普通はあり得なくなってきているモデルにこだわらない限り、実はどんどん生まれつつある。 東工大の上田さんは「かけがえのない人間」の中で「世間の言うポジティブに見えるほうをオートマチックに選択すればするほど、いつか自分の人生というものを考えなければいけない時がくると、自分に確信が持てなくなり、自分が交換可能である、かけがえがないとは思えなくなってしまうのです」と書いていますが、世間の尺度や親の期待通りに何となく「当たり前」な進路を選択していると、無意識のうちに自分の可能性を狭めていって窮屈な現状に自分を押し込めるような生き方に行き着いてしまうリスクがあります。 かつて「かけがえのなさを実感できるためには、自分自身の内なる声に素直に耳を傾けて、時には居心地の良い環境を敢えて抜け出して新しいことにトライすることが重要」だと書きましたが、新しい挑戦にかかるリスクと無難な選択を続けるリスクとを比べると、長い時間軸でみれば後者のリスクの方が大きいと感じます。UCLAアンダーソンで学んだ"pushing yourself out of comfort zone"の精神にも通じます。 ここ2,3年の間だけで僕のまわりで一流企業と言われている会社を辞めて地方に移住して、より自分らしさが活きる仕事を見つけて田舎暮らしを満喫している人が数人います。起業した人、NPOで活動する人、地方自治体の活性化プロジェクトに参画する人などなど。収入は東京にいた頃と比べれば恐らく半分以下かもしれませんが、地方の低コストな生活費で相殺しつつ、全体のQuality of lifeは上がっているようで活き活きと暮らしている様子。 p.301 機械化・自動化が進み、生産力が維持される中での人口減少は、人間一人一人の生存と自己実現をより容易に、当たり前にしていく。増えすぎた人口をいったん減らした後に一定水準で安定させていくことこそ、地球という限られた入れ物から出られない人類が、自然と共生しつつ生き延びていくための、最も合理的で明るい道筋なのだ。(中略) もちろん誰でも地方に行けば幸せになれるというナイーブな話ではありません。僕が知っている数人はいずれもかつて所属していた企業でもエース級で活躍していた人たちで、そのまま企業に残っていたとしてもきっとそれなりのキャリアを築くことができたであろう人材です。むしろ、そんな一芸に秀でた優秀な人たちがあえて一流企業のポジションを投げ打ってでも挑戦したくなるような魅力が地方にもあるという証拠でしょう。 「かけがえのない人間」性を追求する過程で、都会でのマネー資本主義を捨てて里山資本主義に新たな自分の生きる場所を見出していくケースは今後ますます増えていくと思いますし、そうやって少しでも都会から地方に人材が流動することが地方を活性化させて日本全体の底力を上げていくことに最も貢献するのだと思っています。
by takekurakenya
| 2015-01-03 22:44
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