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【追記】このブログがきっかけで思いがけず著者の岩田さんから直接リーダーシップについて学ぶ機会を得ました。こういう出会いがあるので発信は大事だなあと改めて実感。
UCLAのMBAの先輩である弥生社長の岡本さんが薦めてくださった岩田松雄さんの『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』を読みました。 UCLAビジネススクールの全卒業生37,000人から日本人でわずか4人となる「100 Inspirational Alumni」に選ばれた1人でもあります。 正直に言うと、「30の○○」、「100の××」といった数で勝負!的なタイトルの本は軽いノウハウ本のイメージがあって敬遠していたのですが、本書は実際に読んでみると本質的なメッセージが岩田さんの実体験とセットで語られている味わい深い本でした。編集者がつけたのでしょうが、タイトルで損をしているなぁ。 1.個人のミッション 読んでいてドキっとしたのがこのフレーズ。4月に新年度が始まるのに当たり、キックオフでチームのメンバー向けに「正解はない。自分の頭で考えて、行動して、正解にする」というスローガンを掲げました。 そこでは、「人はみな、やるべきこと(must)、やりたいこと(will)、できること(can)があり、それぞれ違っています。 もし、この3つが重なる部分が大きければ大きいほど、仕事をしていて何よりも楽しいし、やりがいを感じることができるし、自分自身も成長していきます。すると、自然と結果もついてきます」といった話をしましたが、まさに同じようなメッセージが本書でも綴られていました。 p.48 先にも紹介した『ビジョナリーカンパニー2』では、「針鼠の概念」という名称で、会社が目指すべき方向性を示しています。「情熱をもって取り組めるもの」「自社が世界一になれる部分」「経済的原動力になるもの」の三つの円が重なる部分を、会社としては目指しなさい、と。(中略) この3つの観点は似ているようで明確に異なっていますが、意識して区別しないと往々にしてごっちゃになりがちです。まずは、何となく仕事をするのではなく、この3つの観点から今の自分の仕事を棚卸してみると良いと思います。 先のエントリーにも書いた通り、「この3つのマルは相互に深く関連している」ので、どんな仕事であれ、この3つの円を意識して、自分ならではの取り組み姿勢、ミッションを定義することで、より楽しく、前向きな気持ちで仕事に挑戦していくことができると思っています。 2.リーダーのTips 本書では、リーダーに役立つTipsも幾つか紹介されています。中でも僕が重要だと感じたのが以下の2点。 p.141 何かの報告を受けるとき、私がいつも部下にお願いしていたのは、「事実と判断は分けてくれ」ということでした。(中略)まずは、事実を聞く。その上で、それについて部下はどう思ったのか、を聞く。これをやらないと、判断だけを聞いて終わってしまいかねない。 さらっと書いてありますが、これは極めて重要です。人は、どうしても自分にとって都合の良い解釈をしてしまいがち。上司に何かを報告するとき、客観的な事実を正しく伝えることがまず大切ですが、みな良かれと思って自分なりの解釈、判断をそこに加えて話すケースが大半です。 そのこと自体はその人なりの付加価値にも繋がるので良いのですが、ポイントは事実の報告と自分の判断には明確に線を引いて、ここまでが事実でここから先は自分の解釈であることがはっきりとわかるように伝えること。 これは自分が上司に報告するときに常に気を付けていることでもあり、同時に部下から報告を受けるときに必ず意識している観点です。「どこまでがファクトなのか、どこからがあなたの意見なのか」という問いかけで、まず事実を正しく把握すること、その事実をベースに考えることが仕事の基本中の基本であり、案外、できていないことです。 p.174 考え事をしたり、戦略的なことについてじっくり思いを巡らせたり、何かを文章にまとめたりする。そうしたアウトプットには細切れの時間がいくらあってもダメなのです。大事なのは、いろいろなものをまとめて考えられる時間。一時間の空き時間ではなく、最低三時間はほしい。 次から次へと発生する日々の課題に対処しているだけで一日の大方が埋まってしまいます。僕の場合は、Outlookの予定表を全員にオープンにしていて、何か報告や相談などがあれば予定表に会議案内を飛ばしてブロックするようメンバーに話しているため、放っておくとOutlookの予定表が新聞のTV欄のようになります。 そこで、意図的に週の終わりに翌週の予定として予め考えるための時間を自分で書き込んでブロックするようにしています。緊急ではないが重要なことに確実に時間を割けるようにすることは意識して取り組まないと決してできません。 特に役職が上になるほど、日々のマネジメントよりも、中長期的な視点で事業や製品、人材育成のロードマップを描いたり、日常の些末な問題に潜んでいる共通的で根が深い真の原因に目を向けて本質的な対応を打つこと等が役割として求められてきます。そのためには、ある程度のまとまった時間をとって集中的に考える時間が必要です。 3.リーダーの心構え p.27 我こそがリーダーだ、などと思わなくていいし、示さなくてもいいのです。自分で自分を修めようと努力し、自分でコツコツ頑張って自分を高めていくと、まわりから推されてリーダーになっていくのです。 考えるほどに、仕事におけるリーダーと子育てにおける親の役割は非常に似通っていると思います。子供は親の言うとおりには育たないけれど、親の行動するとおりに育つ。これは厳しい。楽しようと思えば幾らでも楽はできます。 上司の権限、親の権限で上から一方的に指示することはできますが、相手の納得が得られていない中で強制的にやらせても効果は一時的でしかなく、むしろやらされ感を助長したり、反発を招くばかり。 チームのため、家族のために、リーダーとして親として、いま自分がやるべきことを考えて行動する。その背中を皆が見ているという緊張感、責任感とセットではじめて人はついてくる、ということだと思っています。 p.234 長く仕事をしてきて私が思うのは、たとえどんな経験であったとしても、そのときそのときで一所懸命に頑張っていれば、無駄な経験など何ひとつない、ということです。(中略) 「努力は必ず報われる」ということを信じられるかどうかで結果も大きく変わってきます。 しかし、ただやみくもに頑張ればよいものでもない。「正しい」努力を積み重ねられるようガイドすること、small start, small winで成功体験を積ませてあげることがリーダーにとって大切な役割だと思います。これは、僕の好きな言葉、「苦しい時が上り坂」、"connecting the dots looking backwards"にも繋がります。 そして、ここで思いがけず、また僕の大好きな言葉に岩田さんの本で再会できました。 "Brick walls are there for a reason: they let us prove how badly we want things" by Randy Pausch UCLA Anderson school of Managementでは明確に採りたい学生に求める姿が定義されています。僕は何年間かUCLAから委託を受けて日本からの出願者の面接官をしていましたが、そこで見極める重要な要素の1つがcultural fit, その人がどれだけUCLA Anderson Schoolのカルチャーに合っているかという観点でした。 岩田さんにはまだお会いしたことがありませんが、本書を読んでいるだけで働くことに関する基本的な考え方が共有できる方だと感じました。 MBA留学で得たものは数知れず、中でも大きなものは先輩、同級生、後輩で共有されて引き継がれている文化、同じ場所で2年間を過ごしたというだけで初対面の人でも共有できる安心感、懐かしさ、共感であり、そんな仲間との出会い。 本書は、仕事をする上で大切にしたい様々なことを改めて考える良い契機を与えてくれた良書です。リーダー的な立場の人だけではなく、若手、新入社員やこれから社会人になる学生にもご一読をお勧めします。
by takekurakenya
| 2015-08-09 11:40
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