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特に感じているのが、「株主価値の最大化」という資本主義経済のベースとなる考え方の限界。特に近視眼的な短期での利益追求が行き過ぎてしまいがちな仕組みをどう補正するべきか。 東芝のような悲劇を繰り返さないために企業経営はどう変わるべきか。キーワードをあえて1つだけ挙げるなら、sustainability、持続可能性を意識した企業経営を促す仕組みの必要性を痛感しています。 相変わらず仕事で忙しい日々が続いていますが、そんな時こそ気分転換を兼ねて目線を変えて新しい考え方、人々と触れることが大切。facebookで繋がっている仲間が主催したり参加したりするイベントを眺めていると、たまたま気になるキーワードが立て続けに流れてきました。 いつもなら「忙しい!」を言い訳に目先のタスクに没頭してしまいがちですが、何とか無理して時間を作って参加してみたら、やっぱり得るものは大きかった! この3ヶ月で参加したイベントとキーワードは3つ。(一緒に参加したPachiと杉浦さんのブログをご紹介) 1. Social Capital: 幸せと成功の源泉「ソーシャルキャピタル」を学ぶ 2. Mindfulness: 講演&ワークショップ(講師:Mindful Leadership Institute代表理事の荻野淳也氏) 3. CSV (Creating Shared Value): EGMフォーラム勉強会 こうしたイベントを通じて、色々なバックグランドを持った人たちの話を聴いたりディスカッションしたりする中で、もやもやと考えていることをとりあえずメモしておきます。 従来の経営ではマスメディアを活用して一般大衆に向けたマーケティングを打つことで消費者のマインドに影響を及ぼして行動を変えさせるという考え方がベースにありました。 しかし、ソーシャルメディアの急速な浸透により、個人が情報を発信しシェアすることが簡単にできるようになってきました。 いち個人でも企業の不正を告発できる発信力を持ち、消費者は企業がマスコミを通じて一方的に流す広告よりもネット上の口コミやSNSを通じて得られる仲間の意見の方をより信じるようになってきています。また、ブラックな職場環境を野放しにしていると社員からネット上で簡単に実態がシェアされてしまいます。 結果として、企業は存続するためには小手先の情報操作では持たなくなり、消費者や社員に対してよりオープンに誠実に向き合う姿勢が求められてきています。 この変化を理解できない経営者が従来のマインドセットに沿って経営する企業は短期的には利益が上げられても、いずれ市場から退場させられることでしょう。 今までの製品開発では顧客のニーズを調査・把握してそれに呼応する製品を開発するアプローチや自社の持つ技術をベースに製品化を目指すアプローチが一般的でした。 一方で、こうしたB to CあるいはB to B的な近視眼的な発想だけでは本当に世の中の役に立つ製品やサービスは生まれてこないという視点がこれからの企業経営ではより重要になってくると思います。 ここでポイントとなる考え方が「社会が抱える課題を解決するために何ができるか」という発想。B to Cの先にある社会を見据えた、B to C to S (Society)というビジネスモデルを念頭に、また目先の消費者・企業ニーズに追従するのではなく、その先にある社会課題に着目してそこから逆算して解決策を導き出すbackcasting的なアプローチです。 既存の商品やサービスであっても、それがどう社会の役に立っているかという視点で自分たちを振り返ることで社員が自分の仕事の価値ややりがいを再発見するきっかけにもなり、そこから次世代の商品・サービスを企画・構想する際の新たな気づきを得られるはず。 実はCSVという概念は、日本では「三方よし」という言葉で昔から広く実践されてきた考え方に非常に近しいと思います。単なる「やったふり」のCSRではなく、より本質的な新製品・サービスを生み出す発想法として、そして世の中に受け入れられる存在になることで結果的に適正な利益を生み出し、持続可能な企業経営につながるという考え方として認知されること、そして資本主義的にもこうした企業経営が「儲かる」という事実が経験的に数値で積みあがっていくことで経営者のマインドセットが変化していくことを期待しています。 ソーシャルメディアも含めて電通の悲劇が広く認知されたのを契機に、従来の働き方を変えていこうという大きなうねりを感じます。 世界的にベストセラーとなった「ライフシフト」をいま読んでいますが、既に僕らの世代では寿命が100歳近くまで伸びることが十分に予測しうる中で、働き方は大きく変えていく必要があります。 職場レベルでの働き方の改革はもちろんですが、同時に自分を守るため向上させるための当たり前スキルとしてマインドフルネスを実践することが重要になってくるでしょう。 幸せになる答えは自分の中にしかないこと。グーグルをはじめとする世界の先進企業はこの重要性に気づき、企業として社員に対してマインドフルネスのスキルを身に着けさせるためのトレーニングを提供しています。 つまるところ、今までの企業経営では「速く利益を上げた者が勝ち」というナイーブな目標設定を掲げて短期的な視点に偏って競争を繰り広げてきたのがそろそろ限界に来ているという実感があります。 企業側も短期的に株を売買してマネーゲームで儲けようとする株主にはペナルティを、長期的視点で株式を保有してくれる株主にはボーナスを与えられるような、株主との関係性の見直しを進めていくことが重要と考えます。 社員を大切にすることが結果として顧客のためになるという経営姿勢、顧客にオープンに情報を開示して誠実に向き合うことが結果として利益に繋がるという経営姿勢、社会課題を解決することが結果的に目の前の顧客にも評価され受け入れられるという経営姿勢、いずれも持続可能性を意識した長期的な目線での経営へのシフトがこれからの企業に求められると感じています。
by takekurakenya
| 2017-03-26 23:26
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