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UCLAでのMBA留学中にジャック・ウェルチと直接言葉を交わすチャンスに恵まれた僕にとっては、GEというと「世界でNo.1か2になれない事業からは撤退する」とか「毎年ボトム10%の社員は解雇か配置転換する」といったジャック・ウェルチのマッチョなリーダーシップのイメージがまず思い浮かびます。 ![]()
・金融業等の多角化路線を変更して製造業に回帰し、 ・単に機械を製造して販売するだけの重電メーカーから脱却して、 ・機器に取り付けられたセンサーからリアルタイムでデータを収集・分析し、顧客に付加価値を提供するソフトウェアやデジタルサービスを提供する企業へと急速に進化している といった話をよく耳にしていました。 そんな折、日経BP社シリコンバレー支局長の中田さんが書いた「GE 巨人の復活」を読んで、GEの改革の背景や具体的な内容、そしてその意味について理解し、自分の会社や顧客が置かれている状況や打つべき手について考えを深める良い契機になりました。 1.GE流リーンスタートアップ「ファストワークス」とは? GEの事業変革の要は、リーンスタートアップの考え方をベースにGEが独自に考えて社内に浸透させた「ファストワークス」という新しい仕事のやり方、価値観にあります。 p.118 リーンスタートアップとは、デザイン(設計)の視点から作られたデザイン思考、ソフトウェア開発の視点から作られたアジャイル開発という二つの手法から影響を受けた、製品やサービスを生み出す方法論なのである。 (1) デザイン思考 GEは顧客に新たな価値を提供するソフトウェアを開発するためにデザイン思考を駆使してプロダクトを設計しています。 日本では顧客が実施する要件定義を受けてシステム開発会社がプログラムを受託開発するSIが一般的ですが、今後ますます求められる業務の「デジタル」化では顧客自身ですらどんな機能、サービスが正解なのかわからない中で新たな価値を生み出す必要があります。 こうした開発では、システム会社は単に顧客に言われたとおりに開発するだけでは何の付加価値も提供できません。ここで必要なのは、顧客を巻き込みながら新たなサービスをともに生み出すための新たな方法論、それがデザイン思考です。 p.108 GEは顧客企業にとって必要なアプリケーションの機能をGEが考え、GEの責任で開発し、顧客に対してアプリケーションをサービスとして提供する。顧客による「要件定義」は求めない。「なぜなら、顧客にどのようなデジタル変革が必要か、顧客自身も分かっていないからだ」。 その経験を活かして、僕が所属する会社で先日立ち上げたラボ的な場所を広く全社に根付かせていきたいと思っています。 (2) アジャイル開発 もう1つ重要なことは、顧客すら正解がわからないサービスをいかに効率よく開発するか、という点。顧客が要件定義できる、正解がわかっているシステム開発では要件定義の結果を受けてシステム設計、プログラム開発をしていけば正しいシステムが完成します。 しかし、正解がわからないシステム開発では、いかにコストをかけずに短期間で仮説・検証のプロセスを回せるかがキーになります。 p.109 GEが採用するファストワークスでは、アプリケーションに必要な機能はGE自身がまず考え、実用上で最低限の機能だけを備えたアプリケーションであるMVP(Minimum Viable Product)を数週間で開発して、顧客に試してもらう。顧客がMVPにどう反応するか観察し、この機能が顧客に本当に必要か、ビジネスに役立つかを判断する。その機能が有用とわかれば本番のアプリケーションに実装するし、そうでなければ機能を改善したり、方針転換をしたりして次のMVPを作り、また顧客に試してもらう。(中略) 2. シリコンバレーだけが特別なのか? リーンスタートアップ的な新しい開発手法を採り入れて事業のあり方を変革してきたGEですが、この改革を指南してきた1人は「シリコンバレーには知られざる規律がある」とし、シリコンバレーだけが特別なのではなく、こうした新しい仕事のやり方そのものを企業に根付かせられるかどうかが成功のキーだと言います。 p.125 「シリコンバレーの外の人には知られていないが、シリコンバレーにはソフトウェア開発や製品開発に関するディシプリン(規律)が存在する。シリコンバレーのスタートアップで働く人々は皆、訓練によってディシプリンを身につけ、それを忠実に実践している」。GEにアジャイル開発を教えたピボタルのシニア・バイス・プレジデント、エドワード・ハイエットはそう解説する。(中略)「シリコンバレーのマインドセット(精神)は、外の人には『クレイジーに行こう』だと思われているが、実際には『ディシプリンを守ろう』なのだ」。(中略) 3. なぜGEは企業文化を変革できたのか? 従来型のシステム開発をしてきた企業にとって、リーンスタートアップ的な新しい仕事のやり方を定着させる際に最も大きな障壁になるのは「失敗に対する姿勢」だと思います。 ■「失敗が心地よい」企業へ 特に品質への要求水準が高い金融インフラや公共・社会インフラを提供している企業にとっては、システムは正しく動作して当たり前であり、そのためにいかにしてミスを減らしてシステムを安定運用させるかが最重要課題となっています。 そうした企業において、リーンスタートアップ的な「早く失敗することが大切」という価値観はすぐには受け入れられないでしょう。そんな中で、GEはどうやって新たな仕事のやり方を浸透させていったのか。 p.202 GEがまず手を付けたのは、企業の基本的な理念を示す「社訓」を変えてしまうことだった。GEは2014年に、それまでの社訓である「GEバリュー(価値)」を「GEビリーフス(信念)」という新しい社訓に置き換えた。(中略) CEOがイニシアティブを取って、企業の経営理念の拠り所であるコアバリューを変えることで社員に対して「デジタル化への覚悟」の本気度を示した、ということには非常に驚きましたが、これこそがGEの凄さだと感じました。 また、このGEビリーフスの内容がシンプルでかつ本質的で、GEが取り組む「ファストワークス」と直結しており、社員が実際に取るべき行動指針にもなっているところが素晴らしいと思います。 更に、単に指針を示すだけでなく、社員のインセンティブ構造の根幹となっている人事制度、評価制度までこの考え方に沿って変革したというのが大きな決め手になっていると考えます。 従来型のシステム開発に対して、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」と呼ばれる新たなシステム案件の比重は今後ますます高まっていくことが予想されています。顧客企業がここまで変革しつつある中で、システムを開発する側の企業はこれからどう事業を変革していくべきか。大いなる危機感とチャンスを感じながら、自分の頭を整理するための前向きな刺激を沢山もらいました。 ビッグデータやAI、クラウド、IoT、モバイル、ソーシャルといった新しいテクノロジーがこれからの仕事のあり方をどう変えていくのか、IT業界の人だけでなく、事業戦略を担う人、これから社会に出る学生さんなどにもぜひお勧めしたい一冊です。
by takekurakenya
| 2017-10-21 23:19
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